「あと一歩」が探れる。細身胴調子の異端のレングス がま鮎競技スペシャルV8 引抜早瀬 88

Gamakatsu

「あと一歩」が探れる。細身胴調子の異端のレングス がま鮎競技スペシャルV8 引抜早瀬 88
「あと一歩」が探れる。細身胴調子の異端のレングス がま鮎競技スペシャルV8 引抜早瀬 88
「あと一歩」が探れる。細身胴調子の異端のレングス がま鮎競技スペシャルV8 引抜早瀬 88
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北村憲一
tester │ Kenichi Kitamura
1971年生まれ。高知県・四万十町在住。名釣会に所属し松田稔を師と仰ぐ。アユとグレはトーナメントに積極的に参戦し、最高成績はG杯3位。広大な四万十川をホームに技術を磨きテンポの速い探りで数を伸ばす。
「あと一歩」が探れる。細身胴調子の異端のレングス
四万十川の名手であり
レジェンド松田稔氏の愛弟子、
北村憲一がこだわるレングスが8・8m。
細身胴調子という個性が光る本作の魅力とは。
ダンシングシリーズに近い使用感
北村憲一にとって「競技スペシャル」は、アユ釣りの原点から関わる竿だ。なぜなら友釣りを覚えて最初に購入した一本が、このシリーズだったからである。今から約30年前、1996年に登場した初代モデルからの付き合いだ。
「シャキッとしていて軽く、思いのままにオトリを操作できる。僕のアユ釣りの上達は、競技スペシャルのおかげと言っても過言ではありませんね」
北村は四万十川をホームに技術を磨き、全国の競技会でも数々の実績を重ねてきた。そしてV5からは監修者のひとりとして開発に携わるようになった。競技スペシャルの中でも、特に競技志向の強い「引抜早瀬」シリーズを担当するフィールドテスターになったのだ。
北村はオモリや背バリをはじめ、さまざまなアイテムを駆使して多様な流れを釣りこなすオールラウンダーである。水深、流速、アユの活性を読み取り、それに応じた釣りをする。だからこそ竿に求める性能も多岐にわたる。繊細な操作性、確かなパワー、そして一日中振っても疲れない軽快さ――そのすべてを高次元で兼ね備えた竿を求めてきた。
今回、北村が監修したのは「引抜早瀬88」である。8.8mという特徴的なレングスを持つモデルで、前作V7で誕生した型をベースに、より実戦的にブラッシュアップされた。
競技スペシャルといえば“シャキッとした先調子”がシリーズの代名詞ともいえるが、この「引抜早瀬88」は細身かつ肉厚設計の胴調子で、ある意味では異端児とも呼べる存在だ。
「使用感は、師匠である松田稔さんが手掛けたダンシングシリーズに近い感触です」
ダンシングスペシャル、ダンシングマスターといえば、軽量な細身で胴にしなやかな粘りを持つ名竿である。「引抜早瀬88」はそのエッセンスを受け継ぎつつ競技モデルとして再構築されたモデルといえる。細身胴調子ならではのマイルドな引き味は、オトリが川底に馴染みやすく、魚の引きを胴全体でしっかり受け止め、タモに飛ばすパワーも十分にある。一方で競技シリーズならではの操作性の高さは、まさに競技スペシャルの血統そのものだ。
掛けにいくマイルドな調子
「引抜早瀬シリーズの中でも、88はより“掛けにいく竿”としての性能が高い。オトリが底にしっかり馴染み、引いても暴れずスムーズについてきます。突っ張らないマイルドな調子が、操作をラクにしてくれるんです」
たとえば押しの強い深瀬でもオトリが川底に馴染みやすい。その挙動が分かる繊細な感度を持ちながらも、魚が掛かれば粘り、反発力でスムーズにいなす。まさに「攻めて掛ける」ための胴調子である。
北村の釣りは速い。野アユの反応を探るのも、見切りをつけるのも即断即決だ。
その背景には、彼がホームとする四万十川のスケールがある。流れの押しが強く、広大で、アユの密度も濃い。そんなフィールドだからこそ判断と展開の速さが釣果を左右する。背バリやオモリを状況に応じて使い分け、引く、止める、泳がせる――これらをリズムよく繰り出したハイテンポな釣りをする。オトリがすぐに突っ張るような調子では、このスピード感では探りにくい。川底にオトリが馴染みやすい胴調子は、軽快なオトリ操作をアシストしてくれるのだ。
8.8mという独特のレングスは前作V7でも採用され、「がま鮎競技GTIⅡ」にも同仕様が存在する。いずれも北村が監修を務めたモデルである。それだけ、このレングスにこだわりがある。
「8.8mの印象は、長さ的には9mに近いけど、操作感は8.5m寄り。8.5mではあと一歩で届かないというポイントも探れて、しかも軽快さを損なわないんです」
アユ竿の歴史を振り返れば、「竿は長いほど釣れる」と言われた時代がある。友釣り競技の黎明期、和歌山県・日置川でさまざまな大会が行なわれていた頃は10mが標準。11m、12mといった超長尺モデルを使う釣り人も少なくなかった。それも時代とともに9.5m、9m、8.5mと、標準とされるレングスは徐々に短くなっていく。
短い竿に慣れると、繊細な操作も行ないやすく軽い分だけ軽快なテンポで釣りを展開できる。だが一方で、大河川では8.5mではどうしても届かない‟あと一歩“がある。
8.8mという長さは、その‟あと一歩“を埋める絶妙な中間点だ。30cmの差は数字以上に大きく、実際に使ってみると探れる範囲の広がりを実感する。しかも「引抜早瀬88」は細身設計ゆえに風切りがよく、強風の吹く大河でも疲れにくい。9mと比べれば格段に操作がしやすくなる。
良型のオトリも筋からブレずに探りやすい
今回の撮影は長良川郡上で行なわれた。北村が最初に竿を入れたのは瀬肩のトロ場。ギラリと身を翻し、石を食むアユの姿が見える。サイズも上々だ。
昨夏の郡上は天然遡上が例年以上に多かった。数は釣れても小型に翻弄されるポイントも多い。北村はトロ場の深みにいるアユのサイズがよいと判断し、上飛ばしの泳がせ操作で探り始めた。なお北村が用いる水中イトはナイロンでもフロロでもない。愛用しているのは、比重の大きいステンレス系のメタルラインだ。
「四万十川は押しが強く、岩盤や大岩が連続する。少しでも水切りのいいイトじゃないと、オトリが底を取れないんです。このイトに慣れてしまったせいかどんな川でもフルメタルで釣ることが多いです」
複合メタルラインは引っ張り強度に優れるが、水切り性能はフルメタルラインのほうが上。オトリが川底にピタリと馴染む。立てザオで泳がせる操作でも安定した姿勢を保ちやすいのだ。
北村の目印がスイスイと上流へ泳ぐ。やがてトン!と弾んだと思うと水中に消し込まれた。
「来ましたよ」
その声とともに竿がきれいな弧を描き、胴がしなやかに曲がる。竿全体で魚を受け止め、パワーでじわじわと寄せていく。抜き上がったのは22cmクラスの良型だった。
一般的に胴調子の竿は胴ダレによる持ち重り感を抱きやすい。しかし「引抜早瀬88」はとてもバランスがよい。バットから穂先までの張りが絶妙に設計され、軽快さと粘りが共存している。
「よく曲がる竿は、大きなオトリを安定させにくい場面もあります。操作が難しくなるんですが、V8は前作より明らかにブレが改善されています。片手の操作も苦になりません」
抜け感が向上し、サイズ対応幅も広い
北村はトロ場で連発させてオトリをストックすると、今度はその上流のチャラ瀬に移動した。ここも全体に石がきれいに磨かれたスポット。一流し目で目印がすっ飛ぶ痛快なアタリが出るも、あっという間に抜き上がる17cmクラス。これをオトリに1号玉を付けてスピーディーに探るが、掛かるアユは小さい。浅瀬のカガミは見切り、波立ちのしっかりあるエリアでオトリを入れると、今度はケラレが多発する。
そこでハリを「刻」6.5号の4本イカリから、「MシステムEX」5号の3本イカリに変更した。松田稔氏が考案した背掛かり率がアップするという重たい小バリだ。小型オトリでも泳ぎがよくなる利点があり、浅場も探りやすい。また軟らかいハリスが特徴で、魚体に絡み付きやすい。セッティングのコツとして、ハリスは短めにしたほうが背掛かり率は高まる。
「ハリスの長さはオトリの尻尾とトントンくらいか、出しても指一本くらいにすると背掛かりになりやすいですね」
再び膝下くらいの水深の瀬を探り始めると、目印がすっ飛ぶ。強い引きをいなして水面を割った魚は、確かに背掛かりである。今度は段々瀬の筋を細かくテンポよく探っていくと、連発のペースもアップした。
「胴調子はよく粘るので身切れバラシが少ない。弱点といえば掛かりアユが浮きにくいことですが、V8は抜け感が明らかに向上しています。浮きが速くなったうえ、抜き上げた後は胴がブレにくく、タモに真っ直ぐ飛んできます。マックスサイズは25cmクラスでしょうが、竿をしっかり絞り込めば良型も水面を割りますよ」
こうして北村は、サイズのばらつく郡上のアユをコンスタントに循環させた。サイズ対応幅が広いことから、初期から終盤まで繊細な釣りが可能になるのは間違いない。
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