2025年07月28日
皆さん、ご無沙汰しております。北海道のコカブです。今回はお魚のレポートではなく、数年前から川や海を問わずやたらとヒグマの痕跡を人間の生活圏の中で見掛けることが増えたので、ティムコから発売された熊撃退スプレー『熊一目散』を元にお便りを綴ってみたいと思います。
『ヒグマの活動期』
ボクが暮らしている函館は、北海道の中でもとりわけ温暖で冬が短い地域でもあります。3月の中旬ともなると日中の気温はプラスへ転じ、陽当たりの良い平地や山の斜面では地肌が見え始めてきます。
そして4月に入る頃には、山肌に積もっていた雪の約80%が解けている斜面もあるほどです。逆に季節が巡り、北海道の屋根とも称される大雪山系では、10月の中頃には初冠雪の便りが届き、それから程なくしてテレビのニュースからは北部の街の初雪の映像が次々と流れてきます。
しかし、一方の函館では秋が長くて初雪は降るものの、12月の下旬にならないと積雪にならない年もあるほど。そしてそれは、ドングリやキノコなどのエサを探しているヒグマも一緒。それ故、道南のヒグマはX’MASや正月を迎える直前まで(ヒグマにはサンタもお正月も関係ないケド)森の中を彷徨い歩いているらしいです。
このように、北海道でも温暖な地域の南西部函館では、街を囲む山々に広葉樹の森が多く広がります。標高による広葉樹林帯のバーティカルリミットがほぼ見られない南部ですから、ブナやミズナラが幅を利かせて山肌一面にドングリがなる場所も見受けられます。
少し話しは逸れますが、北海道内でのドングリの生産性が最も高いのは道東の十勝連峰だと言われています。それはもはや“ドングリ畑”とでも言えるぐらいの生産量なんだとか。ですから、その恩恵に授かる十勝方面のヒグマたちは特に大型化し、メスは多頭出産(通常2頭のところ3頭産まれる)が顕著になったりするそうです。
そんな北海道内のヒグマには、大まかな地域差があるらしく、切り立った山並みが少なく低いままで独立した山が少ない道南は、成獣であっても小型のヒグマが多く、その代わりに狭い範囲にかなり過密気味に多くの個体数が生息していると言われています。(「小型故に、まるで犬のようにすばしっこくて、いきなり噛み付いてくるから厄介なんだ」とは、ハンターの談)
その一方で、エサと活動エリアが豊富な日高・十勝方面では、国内最大級の500㎏に迫る巨大なオスグマがいるらしく、大型化する傾向があるのだとか。
話しを戻すと、3月に冬眠穴から出始めるヒグマたちは、ドングリの実がなる秋以外にも雪が溶けたあとの地表に見受けられる冬を越した昨秋のドングリを探し歩くので、冬眠中に産んだ子熊と共に広い範囲を歩き周ります。時には山並みをいくつも横断するほどの広範囲を探し歩くのです。(子連れグマが危険なことは、多くの皆さまがご存じだと思いますので、説明は避けます)
その後、5月ごろから7月まではヒグマの発情期となり、警戒心が強くて人前にはめったに姿を現さないオスグマでさえ、昼夜関係なくメスを求めて野山の他にも人里近くまでを歩き回るのです。
そして、飢えに苦しむ真夏を迎え高地で暑さをしのいできて直ぐの9月、アリや甲虫類を食べて飢えをしのいできたヒグマたちは、朝夕の日に日に下がる気温の中で行動範囲を広げ、キノコや木の実を求めて再び山里付近まで降りてくるのです。
このように、北海道の山林でヒグマに出会う確率というのは、季節を問わずに起こり得ると認識して間違いないと思います。
『ヒグマとの遭遇』
ボクが初めてヒグマと出会ったのは、道南の渓流へ続く林道で、しかも3日後にも同じ場所で別の親子グマに出会い、参った経験があります。その後、他の河川で1~2回、鈴の音や人間の存在に驚いて逃げて行くのを見ただけでした(この時、こちら側には一切獣の存在や臭い等は感じさせず)。
『巨大ヒグマとの遭遇』
そして、最大級の大グマと鉢合わせたのは日高山脈の奥深く。事態は深刻でした。秋の気配を感じさせ始めた9月のこと。友人と小型バイクで林道を走行中、ヘアピンカーブを曲がったその先約20メートルに、ヒトコブラクダのような恐ろしく背中の筋肉が盛り上がった巨大なオスのヒグマがこちらに向かってゆっくり歩いていました。
慌てて砂煙を上げ急ブレーキで止まってはみたものの、当時買ってあったヒグマ撃退スプレーは、「落としたら困る(←コレが最大限の間違い!)」と、荷台に縛り付けられたザックの中。
幸い、ヒグマの方で無用な争いを避けるように消え去ってくれたから良かったものの、もしここで襲い掛かられていたなら、荷台からスプレーを取り出す前に襲われてしまったことでしょう。
『熊一目散について』
使用期限が製造日から5年の長寿命なのはユーザーにとってもありがたく、ご自身の安全性をより長く担保できるのは何よりの安心に繋がるのではないでしょうか?そして、ユーザーとして何よりも嬉しいのは、この高品質を約束してくれる国内生産品であってもコスパを抑えたこの価格。
『痛ましい事故を経て』
凡そ、北海道内で淡水の釣りを楽しまれている方々にとっては、ヒグマの存在を間近に感じられる痕跡を見付けたことなど、1度や2度ではないでしょう。ともすれば、その圧倒的な存在感を放つ野生のヒグマを目にした方も多いのではないでしょうか?
相手は国内の自然界陸上最強動物であることを忘れてはなりません。彼らの行動にはセオリーなどなく、全てがイレギュラーだと思って行動するしかないのです。
過去には、大変痛ましい事故も起こっています。その一つに、まだ記憶に新しい2023年5月には、北海道の朱鞠内湖で釣り人が襲われて死亡する人身事故が起こってしまいました。ですので注意することに “やり過ぎ” はないのだと思います。
例えば、個人的な見解ですが、ボクが最も警戒しているのは、画像のような見通しの利かない道。この画像だと、白昼サンサンと陽が差す中でこのような川沿いのアスファルト路面だと、なんとなく一段警戒心が緩んでしまいがちです。
ですが、実はヒグマもこのような歩きやすい道路を頻繁に利用するのです。それ故、イタドリで見通しが利かないこんなシチュエーションでは、ヒグマが道路奥からこちらに向かって歩いてこられた場合、獣臭がする遥か以前の段階で、至近距離で遭遇することになってしまうのです。
スプレーの他にも、鈴などの音がなる物が必要です。時折釣り人との対話で「自分は目の前で巨大ヒグマと睨み合った」「大声でヒグマを追い払ってやった」などといったある種の武勇伝を聞くこともありますが、そんなことはなんの自慢にもなりません。できることならば、野生動物らを刺激せずにコチラ側の存在感を最小限に抑え慎ましく自然(河川・湖沼)を利用することが、我々に求められている真の姿ではないでしょうか?
『釣り人以外の方々へ』
最後に、もしこれを読んでいる山間部の農家や酪農家の方々、また海岸線などで網のお手入れや昆布などの仕事をされている漁業者の方々、そして測量や送電線の整備等で山へ踏み入る方々へ、もしかしたらそこはあまりに行き慣れた場所かもしれませんが、ヒグマの個体数が増え続けている昨今、“もしも”の為に携帯しても良いのではないでしょうか?
“新世代ベアー”と称される人慣れしたヒグマが増え続けている現在では、過去の安全性は何の役にも立ちません。
そして、エサの乏しい夏意外にも通年、好んでエゾシカを襲う個体や、雪解けが進んだ春以降、怪我や飢えで死んだエゾシカ肉を求めて彷徨い歩く“肉食化”しつつあるヒグマ(通常個体は日常の殆どが植物食の雑食性)が増えてきているとも聞きます。
このように、様々なヒグマの危険性が生まれつつある現在では、レジャーの他にも、お仕事の必須アイテムとしても是非携帯することをお勧め致します。
この記事を書いている時でした。再び、ヒグマによる痛ましい人身事故が起こってしまいました。7月12日のこと、函館からほど近い福島町にて、早朝に新聞配達中の男性が襲われました。現場となった場所は、グループホームに隣接した路上。人の生活が色濃く根付き、普段は人間の往来がある住宅街の端で起こった痛ましい事故でした。
近年、明らかに人と野生動物とのリミットラインが崩壊し始めています。やはり、野山をフィールドとする遊び以外にも、自然の間近でお仕事をされる方々こそ、今は最も必要なアイテムなのかもしれません。
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