トラウトキング選手権大会オープンシングルス第3戦なら山沼漁場戦3位入賞/山下晃平

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トラウトキング選手権大会オープンシングルス第3戦なら山沼漁場戦3位入賞/山下晃平
トラウトキング選手権大会オープンシングルス第3戦なら山沼漁場戦3位入賞/山下晃平
トラウトキング選手権大会オープンシングルス第3戦なら山沼漁場戦3位入賞/山下晃平
トラウトキング選手権大会オープンシングルス第3戦なら山沼漁場戦3位入賞/山下晃平
皆様こんにちは。ティモンフィールドスタッフの山下です。
先日開催された第24回トラウトキング選手権大会オープンシングルス・なら山沼漁場戦にて3位入賞することができましたので、今回はその模様をレポートいたします。
〇 1回戦
A組でしたので前日放流を狙う展開。前日のダブルス戦の様子から放流魚は遅めであることが分かっていたので、水深も考慮してスタートはロミー2.4gをセレクト。ボトムまで沈め、まずはセオリー通りやや速めに巻いてくるもバイトが出ないため、スローにしてスライドを入れながら巻いてくるとヒット。この巻き方で数を重ね、反応がなくなったところでティアロ1.9gへ。ロミーのイレギュラー系からティアロの安定系の動きに変え、ややスローに巻きながらも波動でアピールすることが狙いです。数本釣ったところで1.6gへ落とし、より丁寧にアピールさせてみるもこれはイマイチ。1.9gに戻すと再び良いバイトが得られたので、この状況ではやはり1.9gの波動が正解だったようです。工夫した点としては、同じルアーでもエステルとナイロンをローテーションしたことが挙げられます。レンジは早い段階で掴めていたので、ラインの特性を利用することで見せ方・通し方を変え、飽きさせずに釣り続けることを意識しました。
〇 2回戦
A組は後半でしたので、高活性な魚はある程度釣られてしまっていると想定。ティアロ1.6gで探ると手前で小さなバイトが数回あったため、ちびティアロ1.2gにチェンジして手前のブレイクをよりスローに巻いてくることで1本ゲット。しかしながら続かないためここでスプーンに見切りを付け、別のレンジの魚を釣るべくクランクベイトへチェンジ。ここではパニクラMRロデオチューンを選択。遠投して7~8グリさせ、大きな波動とラトル効果で中層下の少しでもやる気のある魚を狙う作戦です。この釣りで3本追加し、辛くも2回戦を突破。
〇 準決勝
直前に入った放流魚を狙う展開。1回戦で調子の良かったロミー2.4gで入るも芳しくなく、ダブルス戦の当日放流で調子が良かった2.1gにチェンジするもさらにバイトが小さくなってしまいました。相手選手の方が多くバイトが出ていたので横目に観察すると、波動強めのスプーンを使っていたのでそれを参考にアビード2.3gへチェンジ。これが当たり良いバイトが出るようになりました。カップが深く水をしっかり掴むことで強い波動を生み出すアビードの方がこのときの放流魚の好みに合っていたようです。
その後はティアロ1.9g→ティアロ1.6gとローテーション。ナイロンを用い、座った姿勢からロッドをやや高めに構える巻き方(東山湖では定番)での反応が良く、これが効いて2本差で勝利。
〇 決勝前半
前半の入場はクジ運に恵まれず、13人中12人目。余っていた中央付近の釣座に入りました。
決勝の釣座一帯は準決勝時には使われていないため高活性魚が残っているという予想のもと、ロミー2.4gでスタート。すぐに1本釣れるも連発せず、ティアロ1.9gで1本追加。ナイロンを用い1.6gでも1本掛けましたが、手前でバラシしてしまい2本で終了。
〇 決勝後半
前半の逆順での入場となり選択肢は豊富でしたが、最下流(通路側)に入りました。地元アングラーから「ライズが少しでも多い場所がいい」というアドバイスを貰っていて、入場前にじっくり観察した上での選択です。前半はクランクベイトでかなり反応が出ていた選手もいたので心が揺らぎましたが、残された時間は15分でしたので、釣座の選択と自分の釣りを信じてティアロ1.6gで心中。前半の終盤でバイトがややシビアになっていることを感じたので、このときはエステルを用いて臨みました。レンジはこの日安定のボトムからカウント3以内ということに変わりはないですが、ロッド角度を積極的に変えスプーンの姿勢変化でスイッチを入れていきます。これでバイトが多発し、上位選手を追撃開始。この釣り場特有の手前での魚の暴れに手を焼き勿体ないバラシが多かったものの、それをカバーするほどのヒット数が得られていたので、終了時には3位タイとなっていました。
〇 3位決めサドンデス
4人による10分総釣果というルール。この中で1名のみがエキスパート出場権利を獲得という痺れるサドンデスです。まだ釣れるという確信があったので、タックル・ルアーはそのままにカラーのみ優勝した方が使用していたものと同色に変えて数投するも反応なし。決勝中に一番良かったカラーである「ブルーグローヤマメ」はアナザーTコネクション60UL-E(2ピースモデル)に付けて準備してありましたので、早々にこちらへ持ち替えました。カラーを戻すだけが狙いではなく、アナザー特有のマイルドな曲がりを活かし、確実に魚をいなしてランディングに持ち込もうという狙いもありました。決勝中と同じように姿勢変化を入れながら巻いてくることでヒットし、今度はしっかりとキャッチ。さらに1本追加して2本でフィニッシュ。
遠くにいた相手選手の釣果を把握できていませんでしたが、審判の方から3位決定を告げられ胸を撫でおろしました。
バラシがなければ優勝の可能性もあったので悔やまれる部分もありますが、最後のサドンデスで冷静な判断ができたことは良かったと思いますし、自分の好きなティアロの巻きで結果につながったことが嬉しく思います。応援いただいた方々、サポートしてくださっているジャッカル・ティモン様には厚く御礼申し上げます。
これで3年連続のエキスパート昇格となりますが、これまで残留できていないので今季はそこを目標に頑張りたいと思います!
最後にこの日のポイントをおさらいしますと・・・
①    ロミーとティアロの使い分け
②    ナイロンとエステルの使い分け
③    TコネクションエリアとアナザーTコネクションの使い分け
④    姿勢変化によるアピール
ここでは③と④に関してしっかり触れておきたいと思います。
まず③につきまして、アナザーシリーズはエリアシリーズと異なるブランク素材が採用されており、マイルドな仕上がりが特徴です。この日のティアロの釣りは比較的遠くでのバイトが多かったので、アワセやすさとバラシの低減を両立するためにエリアシリーズの60UL-Eをメインロッドとしていました。しかしながら決勝ではバラシが多かったことを受け、沖でのフッキング性を多少犠牲にしてもそのマイルドさを活かし不意に暴れる魚の動きを吸収したいという狙いのもと、まったく同じラインを入れたアナザー60UL-Eにローテーションしました。フッキングの間が偶然上手く決まったという見方もできますが、結果的にそれが正解だったというわけです。
同じ60UL-Eという表記であってもルアーや釣り方のみならずそういった使い分けも可能ですので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
次に④につきまして、新発売となるカスタムハンドルの恩恵も十分に感じることができた試合でした。特に決勝ではスプーンの姿勢変化がキーとなりましたので、ロッドの角度だけでなくハンドルから伝わる水の抵抗感も重要なファクターでした。純正ハンドルではなかなか感じきれない領域ですので、繊細な巻きの世界を体感したい方はぜひお使いいただきたいアイテムです。
アナザーシリーズおよびカスタムハンドルを実際に使ってみたいという方は私含めティモンスタッフにお声掛けいただければお試しいただけますので、釣り場で見かけた際にはお気軽にご相談ください。
引き続き、ジャッカル・ティモン製品のご愛用およびスタッフの応援よろしくお願いいたします。

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