皆さんこんにちは。ジャッカル・ジミーシリーズ開発者の横山朋毅です。
ここしばらくは関東水郷エリアに新作ルアーのテストに行ったり、その結果を踏まえてのデザインデータの手直しなどをしておりました。
今回はその前後に釣行したホームレイク、高山ダムでのルアーセレクトについてのお話しをいたします。
釣行日は4月25日と5月22日。
約1ヶ月の間が空いたのですが、どちらの釣行でもショアラインに続く冠水ブッシュ撃ちで50オーバー・2kgアップを含む好釣果を出すことができました。
4月25日の釣行
まず、4月25日の釣行では毎年晩秋から翌年のポストスポーン時季までビッグフィッシュ捕獲率が非常に高く、実績がある「ジミーシュリンプ3.8inch」のスナッグレスネコリグと「キングジミーヘンジ」のスーパーショートリーダーダウンショットを併用。
この日は冬からの満水位が続いており、水色はクリアアップ。
冠水ブッシュやレイダウンといったショアラインのカバーに水深もあり、オーバーハングに絡む冠水ブッシュをジミーシュリンプ3.8インチ、3.5gスナッグレスネコリグのパワーフィネスアプローチで撃ち、50cm・2000gをキャッチ。
その他もジミーシュリンプ・キングジミーヘンジ共にラインをカバーに持たせた中層でのシェイクでバイトを取ることでどちらもビッグフィッシュを選んで釣ることができていました。
5月22日の釣行
それからひと月、5月22日の高山ダムは水位は大幅に低下し、ショアラインの冠水ブッシュのほとんどが露出。
急激な減水で強烈な濁りが入り、ルアーの存在感をバスに認識させるのが難しい状況になっていました。
こうした状況では、まずは少しでも水の良いエリアを探すのがセオリーなのですが、それでも通常の高山ダムと比べると濁りが強く、ルアーの水押しパワーに期待してキングジミーヘンジをセレクト。
浅くなった冠水ブッシュに対し、7gスーパーショートリーダーダウンショットリグにセットしたキングジミーヘンジを撃ち込みフォール。
そして水押しを意識した弾くようなロッドアクションで、ブッシュから抜いてくる釣りがハマり51cm・2250gの半プリ個体をはじめ、半日の釣りで5本のバス全てをキングジミーヘンジで釣ることができました。
この日の状況ではジミーシュリンプネコリグのパワーフィネスではアピール度が弱く、キングジミーヘンジの強い水押しが濁りの中で丁度良いアピール具合になっていたと思われます。
リザーバーでのカバー打ち 使い分けの基準
”リザーバーでのカバー撃ち”においての私の使い分けの基準としては、
・11月〜翌年の5月頃、レイトフォールからポストスポーンのいわゆる低水温期には細いシルエットと細やかな水押しで違和感なく喰わせ、弱い吸い込みでもフッキングに結び付ける「ジミーシュリンプ3.8インチ」スナッグレスネコリグでのパワーフィネスアプローチ
・真冬〜早春以外のある程度以上水温がある季節全般、中でも突発的な濁りが入った状況では強烈かつ複雑な水押しでバスに存在を気付かせる「キングジミーヘンジ」のショートリーダーヘビダン
という認識です。
もちろん効く状況が被る場合も多く、その場合は両方を併用しながら”手返し重視”の場合はキングジミヘン、”ピンスポットの中層一点シェイクで使いたい時”はジミーシュリンプというようにで目的により使い分けています。
昨年の高山ダム釣行では、ジミーシュリンプ3.8inchで60cmの3kgオーバー、キングジミーヘンジでも56cmの2950gとそのどちらもスーパービッグフィッシュを釣っている実績あり。
その他のフィールドでも特にリザーバーのカバー撃ちにおいてはこの2種類のソフトベイトを軸にビッグバスを仕留めることができているので、これを読んでくださった皆様もこれらを使い分けてより良い釣果に結び付けていただければ幸いです。
◆参考動画
【2025年4月25日の高山ダム釣行】
高山ダムのカバー攻略・ジミーシリーズソフトベイトにおける横山流セレクト術

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