皆さま、お疲れ様です。利根川上流部には、首都圏の水がめとしての役割や田んぼへの補給水、台風時の増水に備えるため、5つのダムがあります。とりわけ最上流部にある矢木沢ダムから発電放流される水は水温が非常に低く、約10℃しかあ…
釣行日2026年6月13日
場所群馬県渋川市赤城町綾戸やな前
釣果
ヤマメ3匹(25cm〜31.5cm)
皆さま、お疲れ様です。利根川上流部には、首都圏の水がめとしての役割や田んぼへの補給水、台風時の増水に備えるため、5つのダムがあります。とりわけ最上流部にある矢木沢ダムから発電放流される水は水温が非常に低く、約10℃しかありません。その恩恵で、下流域の渋川や前橋近郊の本流では、渓流魚が活動しやすい環境となっています。ただ、6月上旬頃までは前述のとおり水量が高い状態です。下流域の田植えが一段落すると、ある日突然ダムの放水が止められる――そんな状況がここ何十年も続いています。そして今年も、そのグッドタイミングがやってきました。それを待ちわびるように、本流釣りの虜となった釣り師たちは思い思いのポイントへ向かいます。自分もその一人です。利根川本流をテンカラで狙う大ヤマメには、格別な思いがあります。前置きはこのくらいにして、利根川の水量が落ちた時の実績No.1ポイントである綾戸やな前に入りました。この場所は左岸側から分流を2本渡らなければならず、深いところでは水深が腰上まであるため、流されないよういつも注意しています。まず、上の淵から流れ出す、水深60cmほどの利根川本流特有の大石だらけのたるみを釣り下ります。すると、「待ってました」とばかりに、水面から毛ばりをめがけて本流ヤマメがすっ飛び出しました。すぐさま竿を上流側へ寝かせ、ヤマメの引きに耐えます。その状態でも本流ヤマメは毛ばりを外そうと、最後の最後までローリングを繰り返します。ヤマメも真剣ですが、それに応えるように自分も気を引き締め、ラインをつかんで無事にタモ入れに成功しました。 がま渓流 マルチフレックス テンカラ 水舞EX
25cmのヤマメ
釣り始めた場所から50mほどの間に好ポイントが点在しています。その最終ポイントに、気を引き締めて入ります。なぜなら、過去に何度も尺上の本流ヤマメを仕留めている場所だからです。ここは20mほど続く深瀬になっており、流芯の両脇にできるヨレから大ヤマメが出るため、まずは瀬落ちの白泡を狙います。すると3投目、尺はあろうかと思しき魚体が全身を現し、毛ばりをめがけて飛び出しました。合わせは見事に決まりましたが、一瞬竿を立ててしまい、魚に下流へ走られそうになります。慌てて竿を上流側へ寝かせ、ヤマメの強烈な引きに耐えます。一尾目よりもトルクがあり、竿は元から大きくひん曲がっています。耐えに耐え、無事にタモ入れ成功。実に見事な魚体でした。惜しくも尺にはわずかに届きませんでした。
泣き尺ヤマメ29cm
そのポイントには、まだ良型の本流ヤマメが付いているのではないかと思い、先ほどのヤマメが出た1m下のヨレを打ち始めました。すると2投目、水面に大きな石を投げ込んだかのような豪快な水しぶきが上がりました。「これもデカい!」すかさず合わせた途端、竿は元からひん曲がります。下流は激流になっており、そこへ走られてしまえば一巻の終わりです。竿が元からひん曲がった状態のまま耐え続け、なんとかヤマメを上流へ誘導。無事にタモ入れに成功しました。間違いなく、利根川本流の尺ヤマメでした。国内最強のテンカラ竿と、激流の中でも安定感抜群で魚をバラしにくいフックのおかげで、今年もこのような素晴らしいヤマメに巡り会うことができました。感謝、感激です。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
本流尺ヤマメ31.5cm
綾戸やな前の流れ。
綾戸やな前の流れ
尺ヤマメが出た流れ。
尺ヤマメが出た流れ
タックルデータ
ロッド
がま渓流 マルチフレックス テンカラ 水舞EX
鈎
L10-H F-15 10番
ライン
テーパーライン7m+ハリス1.5号3m
エサ
自作毛ばり
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