アジングロッドの感度は「良い・悪い」ではない。TRセンシティブ54が残す「釣りの選択肢」
「今のアタリ、結局なんだったんだろう。」
感度の高いロッドを使っているのに、 掛けきれないまま終わる夜はありませんか。
それは、感度が足りないわけではないのかもしれません。
アジングロッドの説明では「感度が良い」という言葉が当たり前のように使われます。
小さなアタリが分かる。 水中の情報を多く拾う。 違和感を逃さない。
どれも間違いではありません。
ただ実際の釣りでは、こういうことが起きます。
情報は入ってくる。 でも、どうすればいいか分からない。
アタリなのか。 潮なのか。 ラインなのか。
その結果、掛けきれない。
それは感度が足りないのではなく、 情報が多すぎて釣りの選択が遅れている状態なのかもしれません。
感度は「多い=正解」ではない
TRセンシティブ54は、LOGIGEARアジングブランクの中でも 感度の出し方が少し異なるモデルです。
アタリを強調して「分かりやすくする」ロッドではありません。
むしろ、
・潮やライン変化などのノイズを抑え ・魚が触れたときの変化が残りやすい
そういう感度の出方に整えています。
それでも掛けきれない理由
例えば、ジグ単のフォール中。
「コツン」と断言できるほどではない、 ほんのわずかな重みの変化。
このとき、
・触っているだけなのか ・まだ食い切っていないのかはっきり断定できないことがあります。
TRセンシティブ54は、その違和感を「答えとして」強く出しません。
だからこそ手元には、こういう選択肢が残ります。
・今のは触っただけか・もう一度食わせるか・もう一拍待つか・ここで掛けにいくか
この「一拍の余白」があることで、
無駄に合わせて弾くことも、待ちすぎて見失うことも減っていきます。
選べてしまうロッド
つまりTRセンシティブ54は、
釣りの選択肢をユーザーにゆだねるブランクです。
ロッドが「今掛けろ」と答えを出すのではなく、使い手が主導権を持ったまま釣りを進められる設計になっています。
TRセンシティブ54の価値は「感じること」ではなく、
その違和感に対して、どう動くかを自分で選べることです。
一般的な高感度ロッドとの違い
一般的な高感度ロッドは、
・アタリを強く出す・違和感を明確にする
ことで、「分かりやすさ」を優先しています・
そのため、
・早合わせになりやすい・食い切る前に掛けてしまう
という場面も少なくありません。
一方でTRセンシティブ54は、
・違和感を「答え」として出しすぎない・あえて一拍残す
ことで、
掛けるか、待つか を選べる余白を残しています。
使い分けという選択
すでに高感度のアジングロッドをお持ちの方でも、
・アタリをはっきり出してテンポよく掛けていく釣りと・違和感を残しながら、タイミングを探る釣り
この2つは、同じ様で全く別のアプロ―チになります。
TRセンシティブ54は、
後者の「待つか、掛けるかを選ぶ釣り」に特化したブランクです。
そのため、
・風の強い日・ショートバイトが多い状況・食いが渋いとき
こういった場面では、今までのロッドとは違う結果になることもあります。
だから合う人、合わない人がいる
TRセンシティブ54は、
「アタリをはっきり感じたい人」よりも釣りの主導権を自分の手元に残したい人に向いています。
・違和感を「出た/出なていない」で終わらせたくない人・掛けるか、待つかを自分で決めたい人・感度の高いロッドで逆に迷った経験がある人
一方で、
・毎回はっきりした「コツン」を求める人・自動的に掛かるような反発を求める人・とにかく数を伸ばしたい人
こういった釣りには向きません。
まとめ
TRセンシティブ54は、 アタリを増やすロッドではありません。
でも、
掛けにいくか、待つか。
その選択を自分で決められることで、掛け遅れや早合わせによるミスは減っていきます。
ロッドが答えを出してくれる釣りは、確かに分かりやすい。
でも、釣りの面白さはそこだけではありません。
違和感の意味を考えること。掛けるタイミングを探ること。
そういう一つ一つの積み重ねが、アジングを少しずつ深くしていく。
TRセンシティブ54は、そんな釣りを楽しみたい人のためのブランクです。Tsulino/LOGIGEAR TR Sensitive 54(エリアトラウト・ライトゲーム) | イシグロ公式オンラインショップ
もし
「違和感は分かるのに、掛けきれない」
そんな経験がある方には、かなりハマる一本だと思います。
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TRセンシティブ54の設計思想 「待てる感度」というもう一つのアジングブランク
ISHIGURO


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