ボトムチニング前半戦まとめ
辻 晴仁
三重県在住 某水族館魚類飼育員。アジング、メバリングからオフショアまでソルトルアーゲームを展開しています。
釣果報告や魚類生態解説→https://www.fishing-aquarium.com
こちら伊勢志摩ではチニングが最盛期となっております。今回はボトムチニングのレポートとなります。
去年から探っているデイでのチニングですが、クロダイの数が圧倒的に多い伊勢志摩はデイでのチニングが難しいです。
キビレの方がデイでは反応が良いのは全国共通ではありますが、こちらのクロダイはボトムへの反応が、日中だと悪いことが難易度の高さに繋がっております。
ただ、去年より少しずつわかってきた法則があるので試してみることにしました。それは、「筋」です。河川には干満でできる流れがありますが、地形や橋脚などの障害物が成す筋ができます。
その筋の中や影響があるところには反応を示す個体が多いと気がついたからです。
この日は上げの五分からエントリーしました。ここは上げの潮が効いて、河川の川幅の変化で筋ができます。
筋の中を通すように何度も丁寧に探っていくと、コンコンと弾くバイトから押さえ込むような本あたりが来たので合わせを入れます。
するとまずまずの重量感と同時にラインが上流にズパーッと音を立てて走りました。ドラグサウンドを聴きながら上がってきたのは狙い通りのクロダイでした。
コーバイチュー2.8グリパンチャート。難しいクロダイのデイチニングですが、条件がハマるとスコーんと食ってくれるのが最高です。
こちらではクロダイとキビレをボトムで狙おうとするとエリアを大きく変える必要があることが去年からわかってきました。ということで、キビレ探しに出かけました。
ポイントへ到着し、まずはこの辺かなと軽くキャストをしてラインスラッグを取ると、ガツガツっといきなりの本アタリです。
向こう合わせのような感じになるも上手くフッキングが決まってくれました。よく叩く引きを味わいながら上げてくると狙い通りのキビレのお出ましです。コーバイチューの2.8でした。
釣られた個体の周りには同じサイズのキビレがワラワラと追尾してきました。中型サイズではありますが、相当な数が入っている模様です。
ならばと今季から新発売となったコーバイチューの2.4を入れてみます。
ランアンドガンで探りながら見つけた障害物の影。日中はこんな中に隠れているだろうと入れてみると、ガツガツっとアタリがでます。
ラインがスッと横へ走るのでフッキングを入れます。こちらもバレることなく無事キャッチとなりました。
キャッチアンドリリースをしながらさらにランアンドガンで探っていくと、小さな流れ込みを発見しました。
目視で小型のキビレが数匹居ます。水深は50cmくらいです。これはもらったとリグを入れるとアクションをかける前にはもう食っていました。
引きを味わいながら上げてくると見えていた個体よりも大型が食ってきてくれました。
この流れ込みは相当な数が入っているのか、バイトが続きます。しかし掛けてもサイズダウンという感じでした。どうやら大型から口を使ってきた感じでした。よって見切りをつけてポイントを大きく変えました。
ポイントを移動して着いたのはオープンなワンドです。この時点でかなり潮が引いてきていますが、果たして魚は残っているでしょうか。
水深は明らかに1mは無く、底が見えている状態です。とりあえず遠投して着底させるといきなりのバイトです。
小型が多く入っているのか弾かれるバイトが続きます。次のバイトでは本アタリまでしっかりティップが入るのを待って合わせると思ったよりも重量感を覚えます。上がってきたのは今日一サイズのキビレでした。
これにて満足をしたので納竿としました。チニング最盛期とあって、シャローの釣りが今後は楽しくなりそうです。
マゴチ編
こちらでチニングをしているとマゴチがよく食ってくることに驚きます。昨年からしらみつぶしに開拓をしていったのですが、どこの河川にも居ることがわかってきました。
例年だと4月の後半から水温がグッと上昇して、水温が20.0℃に達します。これくらいのタイミングで河川の浅瀬にマゴチがやってきます。というわけで、4月後半から今季もスタートさせました。
この日は下げの7分からスタートしました。ポイントの底質は砂地がメインなのでタダ巻きで広範囲に探っていきます。
ワンキャストごとに1m移動しながらひたすらにズル引きです。するとゴツンっとアタリがあります。そのまま動かない感じがまさにマゴチです。アワセを入れるとズンっと乗ってくれました。
最初引かずに、足元に来て暴れるのがマゴチの特徴ですね。
またまた別日。この日は満潮の潮止まりにガツンとひったくるようにバイトがでました。内心大型のクロダイかと思いましたが、引き方や走り方でマゴチだと確信します。
やはり足元でバシャバシャと暴れますが、シングルのオフセットフックだと吸い込み系の食べ方をするマゴチはほとんどバレないのが特徴ですね。
よって難なくキャッチとなりました。
また小型を含めるとこちらでは報告しきれないほどのマゴチが食ってきてくれます。全国的にも釣果を聞くことからもフリーリグとマゴチは相性が良いのだと実感します。
また、ワームに関してはコーバイチューの2.8in一択です。口の大きいマゴチはダウンサイズする必要もなく、かつアピールが強い大きいサイズが有利となるからです。
RodSmith:プロトロッド
ReelDaiwaジリオンsvtw xg
Lineygk:upgrade pe 1.5号
LureSmith:コーバイチュー 2.8 2.4
HookSmith コーバイフック #1,2
Warknife PEライン 4編 釣り糸 釣りライン (0.4号 0.6号 0.8号 1号 1.2号 1.5号 2号 2.5号 3号 3.5号 4号 5号 6号 7号 8号 9号 10号) (1000m 500m 300m 200m 150m) X4 超強力 高感度 耐磨耗 低伸度 高飛距離 MAIN
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